調査・診断

躯体調査

躯体とは建築物の構造体のことで、いわゆる建築物の骨組みにあたるもっとも重要な部分のことです。躯体が頑丈でなければ、長く住み続けることはおろか耐震性も期待できません。他の工事にも大きく関わるこの調査には、「浮き」「ひび割れ」等を診断する目視・触診・打診調査、コンクリートの一部から中性化深さを測定し劣化状況を診る機械調査、タイル面や塗装面に機械を設置し接着強度を測る引張り試験、既存のシーリング材の劣化の程度を診て、適切な補修・交換または維持保全計画の作成に資するシーリング物性試験があります。

赤外線調査

最高画素クラスの赤外線サーモグラフィで外壁を測定。そこに生じた表面温度差を画像解析することで、タイルの浮きがないか診断するシステムです。温度データそのものの相対温度(温度差)を解析するので、北面のように温度差の少ない場所でも使用可能です。また、測定時に足場を組む必要がないので、コスト削減にもつながります。

3Dレーザースキャナ

計測対象となる地形や構造物に触れることなく3次元データを取得できる計測機器です。取得したデータはBIM(Building Information Modelingの略)に取り込むことで、完成予想図や平面図、断面図、工程のシミュレーションなど様々に活用できます。テクノ建設サービスでは、仮設事務所・仮囲い・足場設置等の仮設計画にもこれを活用することで、着工から完成までをよりわかりやすくお客様への説明ができます。

  • 3Dレーザースキャナによる現地計測

  • BIMソフトによる点群の3Dモデル化