エコ新洗浄システム

健康と環境に配慮したクリーニング工法

外壁改修工事を行う際、外壁材に付着している汚れや下地補修時の汚れを除去する為、高圧洗浄やスチーム洗浄工法などで外壁を洗浄してきました。しかし、外壁に高圧水を噴霧すると、霧状に細分化した排水が空気中に飛散してしまいます。飛散した排水は、養生ネット等では防ぐことができず、近隣の環境に影響を与える恐れがあり、上空の風の影響を受けやすい高い建物は特に広範囲にわたり飛散します。
テクノ建設サービスでは、洗浄と拭き取りを同時に行い、排水や汚れの飛散を最小限にとどめる外壁クリーニングシステム『SWポリッシャー』を使用し、環境に配慮した工事を行っています。

SWポリッシャーとは

SWポリッシャーは、外壁に少量(壁面をぬらす程度)の水を塗布するだけで強力洗浄剤を使用せずに汚れを落とす外壁用のクリーニングシステムです。コスト面や環境への負担が少ないだけではなく、洗浄力も従来のものに負けていません。

洗浄方法別比較表
洗浄方法 洗浄力 作業
スピード
連続
使用
コスト
パフォーマンス
超高層
高圧洗浄※1
スチーム洗浄※2
SWポリッシャー

※1:水圧15MPa 吐出量17ℓ/分 ※2 : 100℃蒸気

SWポリッシャー導入メリット

特殊洗浄用ディスクが
汚れをかき落とす

特殊洗浄用ディスクの不織布は研磨砥粒を内部まで接着剤でつなぎ止めており、ディスクを回転する事によって汚れをかき落とします。尚、特殊洗浄用ディスクは、洗浄用として実績のあるスリーエム製のスコッチブライトを円型の回転用ディスクに改良した、当社独自のオリジナル商品です。

ディスクを平滑に
効率よく回転し、
汚れをかき落とす

SWポリッシャーに装着したディスクは、1分間に約1800回、高圧エアーコンプレッサーで回転し、汚れをかき落とします。低速回転・軽量(自重は約700g)なSWポリッシャーは、安全で長時間の作業を可能にします。
ディスクが低速で回転する事により、多少の凹凸がある壁面でも、スプリング効果で汚れをかき落とします。また、手作業と比べ機械化による均一化、及び作業効率の上昇も図れます。特殊洗浄用ディスクは、海辺地域の建物外壁に付着している海塩粒子の除去、及び洗浄後の塗り替え塗料の付着の向上も見られます。

  • SWポリッシャー

  • 不織布研磨剤の作用(イメージ図)

節水型で経済的。
環境汚染も一切なし

SWポリッシャーは、節水型でコスト面でも経済的です。そして、外壁を洗浄するのに強力洗浄剤を使用しないため、環境負荷がかかりません。ポリッシャー後に外壁拭き取りをしたウエスや、ディスクの目詰まりを洗浄した排水を分析した結果、昭和49年環境庁告示第64号による排水基準をクリアしました。飛散防止だけでなく、コスト削減、排水による環境汚染が一切発生しない、経済的でクリーンな洗浄システムです。

再塗装塗膜との付着力が向上

洗浄用ディスク(固め)と(スタンダード)には不織布研磨砥粒が接着剤でつながっています。この研磨砥粒は塗膜の表面にミクロの凹凸を作りながらヨゴレを除去しています。表層に発生した凹凸が塗料と付着力向上に役立ちます。電子顕微鏡を使って比較検証したところ、施工後は光沢値がつや消しレベルまで低下し、外観観察ではマーカーが完全に消失、施工面全体に細かな傷が確認されました。

ブリキ板に下塗(ファインプライマーⅡ)と上塗(ファイン4Fセラミック ブラック)を塗布した後、マーカーで下層の汚れをつけ、1週間室温にて養生後、ディスク(固め)で洗浄。

SWポリッシャー使用工事