2液型無機系上塗塗料
スリーテックス ウォール サイオーツ
壁面は時間の経過とともに紫外線や熱、雨風、大気汚染物質の影響を受け、少しずつ劣化が進み、色褪せやチョーキング(表面を触ると粉状のものが付着する)といった現象が生じます。劣化が進むと見栄えだけではなく、放置しすぎると建物の内部構造にまで影響することもあります。そこで、重要なのが塗装の耐候性・耐久性です。
テクノ建設サービス株式会社は今までにない超耐候・超耐久性を有する内外壁塗装改修システム、スリーテックス ウォール サイオーツを開発。水性フッ素樹脂塗料を超える諸性能を持つ新たな2液型無機系上塗塗料をご紹介します。
スリーテックス
ウォール サイオーツの特徴
高品質な塗料・適切な施工
により高性能に
スリーテックス ウォール サイオーツは、高品質な2液型無機系塗料です。大規模修繕工事の周期を約12年から18年に延ばすことを目的に開発されました。
いつまでも美しく、退色しない優雅な艶有塗料であり、水性フッ素樹脂塗料を遥かに凌ぐ性能を有しています。
さらに、弊社では責任施工商品として品質を維持し、最長で15年の長期保証が可能になりました。
教育・講習(ID研修)は、施工管理者だけでなく、施工者にも実施しており、それを受講した施工IDを持っている者だけが施工に携われます。

下塗材から上塗材まで
すべて高品質
期待耐用年数を延ばすためには、下塗材から上塗材まで、すべてが高品質でなければなりません。
弊社では、高耐候・高耐久の無機2液型上塗材を開発すると同時に、下塗材も高品質であるべきだと考え、下塗材をより高品質にすることで、期待耐用年数を延ばすことを目指しました。
超耐候・超耐久2液無機塗料
(スリーテックス ウォール サイオーツ)の性能
促進耐候性(S-UV)
促進耐候性(S-UV)のデータは促進耐候性を計測する装置に入れる前と促進耐候性を計測する装置を稼働させた時間により、当初の色からどの程度変色したかを表すデータです。数値が0.0に近いほど変退色が少ない塗料となり、高耐候性を示します。スリーテックス ウォール サイオーツは、促進耐候性2400時間後のデータでも色差⊿E0.5以下の性能を有しています。
白亜化度
白亜度を機械計測の場合、促進耐候性と同様、数値が0.0に近いほど塗膜表面からの劣化が少ないことを示します。塗料の劣化は、主に表面から劣化(白亜化)が始まり、黒板に書くチョークの様に塗膜が徐々に減っていきます。その為、白亜化をチョーキング現象とも言います。その様にならない塗料(数値が長時間0.0に近い)ほど耐候性・耐久性がある塗料と言う事ができます。スリーテックス ウォール サイオーツは促進耐候性2400時間後でもほとんど白亜化が見られません。
超耐候・超耐久2液型無機塗料の特徴
- ・スリーテックス ウォール サイオーツは、期待耐用年数25年を超える超耐候性塗料です。
- ・下塗材もそれに対応して長期耐久性のある性能を有しています。
- ・上塗材は水性フッ素塗料を大幅に超える超耐候・超耐久等の性能を有しています。
(JIS K 5658:2010 上塗1級相当)
塗料の性能を最大に引き出す為、
責任施工体制を確立しました
塗料は半製品、適切な施工をすることにより性能を発揮することができます。施工者のID研修を実施することにより施工技術の向上を図っています。
スリーテックス
ウォール サイオーツ塗装仕様
- ■塗装仕様上の注意事項
- ・塗付量に希釈水は含まれていません。塗付量は下地等の条件により増減します。
- ・鉄部につきましては、弊社営業にご相談ください。
※1 非鉄金属(AL・Zn・ブリキ・鋼板・塩ビ鋼板)・2液弱溶剤フッ素・2液弱溶剤無機塗料は③のスリーテックス ウォール ウレタンプライマーをお使いください。
外壁面
塗料荷姿
- ●スリーテックス ウォール ネオフィラー
- 16kg
- ●スリーテックス ウォール カチオンシーラー
- 15kg クリヤー
- ●スリーテックス ウォール ウレタンプライマー
- 14kg クリヤー
- ●スリーテックス ウォール サイオーツ
- 16kgセット 各色
スリーテックス ウォール サイオーツ
注意事項
【仕様全般】
- 降雨・降雪・強風が予想される時や高湿度(80%以上)・低気温(5℃以下)の場合は施工を避けてください。高湿度・低気温で塗装した場合、未乾燥状態で夜露などにあたると造膜不良を起こすおそれがあります。
- 塗装面のゴミやほこり等は取り除いてください。
- 高圧洗浄後、1日以上乾燥時間をとって乾燥を確認後、塗装してください。(23℃60%RH)
- 塗装後、降雨や結露等で白化した場合は、目荒らしを行って再塗装してください。
- 塗料は内容物が均一になるように撹拌してください。薄めすぎは隠ぺい力不足・仕上がり不良等が起こるため規定範囲(5%以内)を超えて希釈しないでください。
- 塗装間隔期間は標準(23℃60%RH)であり、立地条件や気象条件により異なります。
- 斜壁やパラペットの天端塗装を行った塗膜は壁面と比較して耐久性に差が生じる事があります。
- ハケ塗り仕上げとローラー塗り仕上げが混在する場合、塗付量・表面肌が異なる為に若干の色相差がでますので、ハケ塗り部分は希釈を少なくして塗装してください。
- ローラー塗りの場合、ローラー目は同一方向に揃えるように仕上げてください。
基本的には下から上へローラー目を統一します。ローラー目により色相が異なって見えることがあります。 - ガラス・アルミサッシ等に付着した場合は、すぐにウエス等に水をしみ込ませてふき取ってください。 乾燥後は、ラッカーシンナー等でふき取ってください。
- 塗装中に塗料缶を開いたままで放置しますと上乾きすることがありますので注意してください。また、上乾きした塗膜は塗料に混ぜ込まないでください。
- 汚れ・傷等により補修塗りが必要な場合がありますので、使用塗料の控えは取って置き、同一ロット・同一塗装方法で補修してください。
- 防カビ・防藻性については、下地の条件・塗装の条件・塗装前処理の程度により、カビや藻が発生する可能性があります。
- シーリング材の上は汚染や剥離をおこす場合があります。 シーリング材は必ず塗料が乗ると記載のあるノンブリードタイプを使用してください。
- 旧塗膜が弾性塗材の場合は施工を避けてください。その他は弊社へご相談ください。
- 廃塗料は産業廃棄物として適切に処理してください。
- 化学物質過敏症の人は、塗料に含有している化学物質(VOC等)に過敏に反応する可能性がありますので、充分に注意してください。
- 製品の安全に関する詳細な内容については、製品安全データシート(SDS)をご参照ください。
【塗料に関する注意】
- 保管は直射日光を避け、冬季には凍結させないよう3℃以上の室内で行ってください。また、出来るだけ早朝にご使用ください。
- T/U用などで小分けする場合は、充分撹拌して均一の状態にしてから行ってください。色浮き・色違い等の原因になります。
- 小分けして使用したシーラー・塗料は元の石油缶には戻さないでください。
- 材料の保管、取り扱いは消防法・労働安全衛生法に基づき充分な管理をお願いいたします。